2004/09/03

セキュリティのこと


 最近、いろんな会社から顧客の個人情報が流出した、というニュースを見聞きするようになりました。

 この類のニュースよくみると、ほとんどの場合、内部の人間が故意にデータを取り出したとか、顧客データの入ったノートパソコンをどこかに置き忘れたとか、データを扱う人間が原因であることが多いようです。

 Windowsのセキュリティに問題があるとか、セキュリティホールを埋めるためにパッチを当てろ、などと叫ばれることがありますが、最大のセキュリティホールはデータを扱う人間そのものなのです。外部からオンラインでPC内部に侵入され、データを盗み出されるとか破壊されるということは、まだまだレアケースなのです。

 かといって無防備でいいというわけではありませんが。

 外部からの侵入を防ぐためにファイアウォールで保護するとか、万が一進入してきたウィルスを駆除するワクチンソフトをインストールするなど、さまざまな方法がありますが、いろいろやった後に気付くのは、最大の防御方法は確実にデータのバックアップをとる事だということです。ハードディスクは消耗品ですので、いつか動かなくなります。外部からの進入なんてなくてもデータはカンタンになくなってしまいます。

 バックアップ用のメディアとしてよく使われるのがCDやDVDなどの光学ディスクです。メディアが比較的安価なため、大き目のデータをやり取りするためにもよく使われています。しかし、これを媒体にして大事なデータが流出していく可能性は否定できません。しっかりと管理する必要があります。マスターデータは一つにしてコピーは消去していくのがデータ管理の鉄則です。
 
 オフィスのシュレッダーの横に、あたりまえのようにDisc Shredderが置かれるのはそう遠い未来のことではないかもしれません。

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