2006/09/30

マク -アップル系ニュースサイト

昔はいろんなアップル系ニュースサイトを見て回っていたのですが、今現在、毎日チェックしているのはひとつだけになってしまいました。そのサイトというのが、
えー、上のリンクテキストで「マク」の前に全角スペースがひとつ入っているのは「マク」の至要です。ですから正確には「 マク」かもしれません。

で、いまなぜ突然取り上げたかというと、最近(たぶんここ2・3日のあいだに)サイト上部のデザインがエラいことになったからです。これは行ってみるとすぐにわかります。ここだけみると、ちょっとしたオピニオン系サイトのようですが、よぉく見ると、いつも通りのアホアホビームが照射され続けていることがわかります。

デザインの変更とともに導入された(←たぶんそうだと思う)「 今日のマクの調子」を見てみましょう。(頭のすぐ上)
こないだヤキニク屋で、ホホ肉の部分とゆう『つらみ』というヤツを
初食いしたてす。でも、どんなだたか?もぉ忘れますた。
たぶん、おいしかたハズ…

この文章の内容もさることながら、妙なセンタリングレイアウトも見事にマクテイストです。

実は最近、個別記事のパーマリンクがタイトル部分に貼られるようになって、とても親切にマイナーチェンジされていたりもします。

これからも質の高いニュースの提供を楽しみに待っています。

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2006/09/27

TROKIA のプロダクトが気になる

いつもチェックしているPopgadgetSweet Spirit sugar dispenser という記事で紹介されてた右の写真のプロダクトが気になって元サイトを見に行ってみました。

 やはり思ったとおり素晴らしいデザインのプロダクトが盛りだくさんです。

私が気になったものをいくつかご紹介します。

TROIKA の手にかかると、食卓の上の塩・砂糖・胡椒を入れる容器(左)はこうなり、テープホルダー(中)はこうで、写真立て(右)はこうなります。

  

どうです? どれもいい感じじゃありませんか?

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0から1をつくる人、1から10をつくる人

岡田斗司夫のプチクリ日記: 「クリエイティブで食う」の4段階を読んで。

これはアニメやマンガの世界について書かれた文章です。これを無理矢理建築設計の世界に当てはめてみることにします。

まず設計事務所や建設会社設計部のスタッフの時代が「才能労働者」になるでしょう。組織の一員である以上は、ある程度名前が売れてきても「才能労働者」の範疇から飛び出すことはできないんだろうと思います。

次に、名前が売れていようがいまいが、自分でアトリエを構えた時点で「クリエイター」になるのでしょう。世の中のほとんどの「建築家」と呼ばれるひとたちはココに含まれることになると思います。

建築設計には、基本的に「著作権」みたいなものがありません。ですから過去に設計した仕事から印税みたいなものが入ってくることは、基本的にありません。すなわち建築設計の世界で「コンテンツ・ホルダー」になるのはとても難しいことです。自分の設計理念やさまざまな事象に対する評論、自分の作品の写真集に解説をつけたりして出版できると状況が少し変わってきますが、専門書は大して売れないので....。

最後に「ブランド」化。これはもう、建築設計と、それに付帯する文筆活動では無理といってもいいんじゃないでしょうか。可能性としては、照明や家具などのプロダクトデザインの方向を延ばして、延ばしまくって、強力なブランド化するってのはありますが、もうそうなったらプロダクト・デザイナーであって建築家ではないし。

で、タイトルに戻るわけですが、第1段階・第2段階の「才能労働者」と「クリエイター」は「0から1をつくるひと」。そして第3段階・第4段階のコンテンツ・ホルダー」と「ブランド」は「1から10をつくるひと」に大きく分けられるんじゃないかと思います。

私は「0から1をつくるひと」でありたいので「クリエイター」になることを狙ってるわけですけど、もう少し儲からないのかなぁって感じです。

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2006/09/26

アート的なもの

しりあがり寿さんの先見日記「兵馬俑とハナ肇」を読んで。

料理屋さんで普段から普通に使われていたお椀が、したり顔で髭を生やしたかっぷくのいい客がどこかからあらわれて「こ、これは!」なんて言った途端に、突然光り輝き始めちゃうなんてことがあったりする。たぶんありそう。いやないかな。

それとは逆に、先祖の宝として大事に蔵の中で保管してあって、ことあるたびに出してきてお披露目したり、丹精込めてていねいにお手入れなんかしていたものが、「お宝鑑定団」みたいなところで見てもらった途端にクズ同然になってしまったりもする。これはある。よくある。

これはなんだろう?

ハッキリいえることは、アート的なものの価値が果てしなく不安定だってこと。

果てしなく不安定だから、どうにだってなっちゃう。

さて、どうしよう。

ところで、知らないうちに過去の先見日記が検索できるようになってました。

昨日、TechCrunch Japanese の「Pluggd、podcastを分節化して検索可能に」という記事を読んで、昔伊藤ガビンさんが同じようなことを先見日記に書いていたことに思い当たり、日記の検索ページへ行って「筆者」を「伊藤ガビン」にして「キーワード」に「検索」を入力してみると出てきました。

おぉぉぉ、コレは便利。これは去年の七夕の日付の日記ですね。伊藤ガビンさんのアンテナの先見性を思い知らされます。

試しに「筆者」を「坂本龍一」。「キーワード」を「CCCD」として検索してみると。出てきた出てきた。

このときは、時代が大きく変わる局面に立ち会っていることを実感して、なんだかとてもワクワクする思いだったことを思い出しました。

そうだ。人をワクワクさせてくれるものは何だって「アート」だといえるのかもしれません。だとすれば、価値がどうこうって話はどうだって良くなってきます。だって、そのときのその人の気分しだいで、ワクワクするかどうか分からないんだから。

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2006/09/25

マリーシアとは

サッカー選手によってサッカーについて書かれた記事が、途中からなんだか色気を帯びた男と女の話、というか国の違いによるコミュニケーションのとり方の違いを的確に表した、とてもテーマの大きな話に変化しています。まぁ、最後はまたサッカーの話題に戻るわけだけど。

サッカー日本代表チームが慢性的に抱える「決定力不足」という問題の根は、こんなところに潜んでいるのかもしれません。

しかし、車線変更の話は面白いなぁ。自分が何をしたいのかを、それとなく行動によって示すんですね。日本人にも同じようなのがあるとは思うんですが、大体がもっと微妙で分かりにくいものであることが多いような気がします。

しかし、イタリア人女性に「マリッツィア」で迫られたら、30分もしないうちに落とされる自信あります。(←どんな自信ですか)

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2006/09/21

3つの感覚モード:視覚傾向・聴覚傾向・体感覚傾向

面白い記事を読んだのでご紹介します。

人間が外部から情報を得るために用いる感覚を「視覚」「聴覚」と、触覚・嗅覚・味覚をあわせた「体感覚」の3つに分類し、その人がどの感覚を重要と捉えているかを見極めたうえでアプローチしてみてはどうか、という提案です。

私のまわりでは、男性は視覚傾向が強い人が多く、女性は聴覚傾向や体感覚傾向が強い人が多いみたいです。

過去のいろいろなことを思い出してみると、私自身は視覚傾向が強いような気がします。職業柄、そういうことでいいのかな、と思います。

自分が視覚傾向が強いからといって、相手もそうであるとは限りません。自分自身はわかりやすいと思って視覚に訴えるアプローチばかりしていたら、相手にはまったく伝わってなかった、なんてことがたまにありますが、こういうことだったのかもしれません。

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2006/09/20

指1本で倒されるだろう

最近、ふと気がつくと口ずさんでいる歌があります。

どこかのサイトで紹介されているのを見て、ダウンロードして聞いてみました。最初は、フーンてな感じだったのですが、ボディブロウのようにじんわりと効いてきました。今ではもう中毒です。

歌がいい、曲もいいし、アレンジもいい。
でもとにかく歌詞がいい。

ぽきんと折れてしまいそうなか細い声で歌うんだけど、なんだかとっても強いものを秘めていることを感じさせます。

この魅力を感じてもらうにはダウンロードして聴いてもらうのが一番なんですが、そこへ至ってもらうためには、やっぱし歌詞だろう、ということで、ちょっとだけ引用します。

ああ どれくらい 僕らもつのかな
いったい いつまで だましあえるのかな
何となく汗かいてみたり 何となくやさしくしたり
何となく逆らったり 知らんぷりしてみたり
君に伝えたくてずっと 叫び続けてきたんだけど
ちっとも届かないのは 立ってる場所が安全だから
僕が望めばいつだって 危険な場所に立てるはずさ
だけど恐くてたまらないんだ
指一本で倒されるだろう

オススメです。

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2006/09/15

ゲームなんてしない人にだって Wii

昨日の任天堂・岩田社長によるプレゼンで全貌が明らかにされた「Wii」

プレゼンの直後から世の中が大騒ぎになってます。

これは確かにスゴい。現在 Wii のホームページ で岩田社長のプレゼンの内容をすべて見ることができるのですが、これを見れば皆さんが興奮するのも素直にうなずけます。

次のページの上から2番目の動画で見られる写真の並び替えがスゴい。何ですかコレは。ただ写真を並び替えてるだけです。ただそれだけでなんでこんなに楽しいんですか。嵐が来てますよ、嵐が。もう、ゲーム機メーカーの発想のスゴさを思い知らされます。

それから、次にページの下3つの動画で説明されている伝言板がスゴいです。ビデオの録画予約はもちろん、DVD なんかにも拒否反応を示しそうなおじいちゃんおばあちゃんにも「やってみようかな」という気にさせそうなところがスゴいです。いや違うな。おじいちゃんおばあちゃんに使い方説明してみようかな、と私に思わせちゃうところがスゴいです。

そして、それらのオペレーションを行うのに使うコントローラがスゴい。これは現代のパソコンの発展と普及の引き金となったマウスの登場とダブルクリックというオペレーションの登場に匹敵するくらいスゴい。(←読点打つの忘れるくらいスゴい)

私はゲームしないけど、これ買っちゃいそうな予感。

アップルが iTV をあのタイミングで公表した理由はこれなんじゃないのか?

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2006/09/14

美しさ、とは

Passion For The Future: 世界でもっとも美しい10の科学実験を読んで。

この本の著者が定義した、美しい実験が持つ要素というのが次のようなものだそうです。

・深いこと
 結果が基本的であること
・効率的であること
 各部が経済的に組み合わされていること
・決定的であること
 結果として生じるのは実験にではなく、世界や理論へ、の疑いであること

これは私が理想的な建築、あるいは理想的な建築設計について感じていることと完全に一致します。

理想的なもの・人の心を一気に惹きつけてしまうもの・誰もが文句なしに美しいと思うものというのは、どんなものであれ、どこかで一致するのかもしれません。

さまざまな与条件をていねいに読み解き、必要であればこちらからの提案により与条件自体に修正を加え、ヒアリングとプランニングを積み重ねながら試行錯誤を繰り返して根気よく作業を進めていくと、あるとき、一気にすべての条件を満足してどこにも不自然な箇所のない明快な答えが見つかることがあります。

いや、これは「答えが見つかる」なんて生易しいものじゃなくて、「答えが立ちあらわれる」という言葉が当てはまるような、「神の啓示」を感じるような、そんな感じです。

これを一度味わってしまうと、もうやめられなくなります。

でもその一方で私は、広告寸評の遠影画像というエントリーの下から2番目の写真ような「街並み」にも激しく惹かれます。なんだか見ているだけでワクワクしてきます。

文句なく美しいと思うのですが、これは上の3つの条件には当てはまらないものです。だって、複雑でわがままでどんどん変化していくものなんですから。

つまり、美しさは多様なんですね。(←いいのかそれで)

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2006/09/08

世界は狭い

大学を1年間休学して、ワーキングホリデービザで半年間カナダ・アメリカに滞在したときのこと。

誰も知り合いのいないところに来ているので、緊張の連続だった。

スキューバダイビングのクラスで知り合った日本人から中古の車を購入し、その車を使ってアメリカ大陸を縦横無尽に走り回る旅を計画していた。

お金を節約するため、同じ車に乗って旅行に参加してくれる人を募集するため、YMCAの掲示板へ張り紙をしに行ったときのこと。

どうも見覚えのある人がそこにいた。なんと大学で同じクラスにいた同級生だった。彼も同じく1年間休学して何ヶ月か前からこちらへ来ているらしかった。

休学してから9月いっぱいまでの半年間、私はバイト三昧でお金を貯めることに充てていた。そのあいだに彼は一足先にこちらへ来ていたわけだ。

クラスでそれほど親しくしていたわけではないので、彼のそんな行動を私が知る由もなかった。

それが思いがけず見知らぬ土地で再開することになって、ふたりとも驚いてしまった。

偶然にも、ふたりともバンクーバーを拠点にして動き回る計画をしていた。

私が、その車でのアメリカ国内を巡る旅を終えてバンクーバーに帰ってきたとき、ほとんど無一文になっていた私は彼のアパートに転がり込んだ。

ツアーガイドの仕事が決まってウィスラーへ行くまでのあいだ、ずっと彼のアパートでお世話になった。

その代わりといっては何だけど、私の車で買い物やらレジャーやらに付き合ったり、たまに料理なんかもした。料理は彼の方が数段うまかったけど。

そんな経験のお陰で私は、自分ひとりでならどこででも生きていけるかなぁ、なんて思うようになった。

放浪癖のあるオトコのできあがり。

【この記事は vox からの転載です。vox からこのお題が出されなかったら、今このタイミングでこの記事は書かなかっただろう。vox はちゃんと私を刺激してくれているみたいだ。】

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2006/09/07

London Bridge

Black Eyed Peas からスピンアウトして最近ソロデビューした Fergie の London Bridge がスゴい!

何がスゴいって、思わず体が動き出してしまうアフリカンビートもスゴいけど、なんといってもスゴいのはサビのメロディーです。

何ですかコレは。地下鉄が減速するときの音みたいです。コレはメロディーなのか?とも思わせる音階の並びに絶妙な歌詞と絶妙なビート。なんて破壊的なんだ! もう決まり! コレに決まり!(←なにが)

今は亡き宮川泰が、オフコースの「さよなら」のサビのメロディーを捉まえて、これに似た評を書いていたのを思い出しました。

でも Fergie のほうが何十倍も破壊的にスゴいですけどね。

なんていうか、魂から搾り出されたメロディーだなコレは。

 iTunes Music Store(Japan)

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2006/09/05

ブログとジャーナリズム

「市民みんなが記者だ」をテーマに最近リリースされた OhmyNews が色んなところで話題になっています。

「市民記者」という考え方が、既にもうどこがズレてしまっているのかもしれません。

プロのライターが書くブログがたくさん読める状況ではありますが、プロのライターではない一市民であるブログ運営者を「ブロガー」としたとき、「ブログのエリート」という考え方は、我々「ブロガー」にとって違和感を憶えるものだと思います。

もちろん、クオリティの高い記事を書き続け「神」とも呼ばれることもあるような「ブロガー」の存在も認めます。しかし、「ブロガー」の書く一つ一つの記事は、プロのライターが綿密な取材と何度とない推敲を重ねて練り上げた記事と比較すれば、取るに足らないものだと言えます。(←いっちゃった)

そんな「ブロガー」の書く、取るに足らない記事が起こした小さな波紋が、他の「ブロガー」の共鳴を生んでまた別の波紋を生み、そしてそんな波紋が重なることによって波ができ、さらにうねりへと発展します。

そんな「ブロガー」同士のつながりこそが「ブログ」というムーブメントの本質だと思います。

さらに、これは有名な「ブロガー」の言葉だったと思いますが、「情報を発信したところに情報が集まる」のです。

ブログの価値は、その手軽さゆえに、タイムリーな発信にあると考えます。取材・推敲・練り上げも大事ですが、そのあたりはまぁそこそこにして、とにかく発信することが重要です。ブログの場合、コメントとトラックバックよって、推敲と練り上げは発信した後でも十分可能です。ちゃんと明記さえすれば、追記・修正は当たり前です。追記・修正で間に合わない場合は、元記事にリンクを張った上で別記事を起こしてもいいかもしれません。

そんな柔軟性こそが「ブロガー」の「ブロガー」たる由縁だと思うのです。

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2006/09/03

黄金比が居た

最近らぶさん界隈何かと話題の黄金比なんですが、その話題のらぶさんがだいぶ前に書かれたこの(↓)エントリーのおかげで、私のところへもおこぼれアクセスをいただいております。

らぶさん、ありがとうございます。

らぶさんのところのコメント欄にも書きましたが、残念ながら私は黄金比に関しては一切気にしておりませんのであしからず。

そんな黄金比祭りのなか、また別の黄金比に関する記事が、はてブ祭りの兆しです。

この記事のなかで気になったのが、iPod のすべてのラインナップが完璧に黄金比に沿ってデザインされていることなんかではなく、3つに折ったお札のサイズが黄金比になっていることです。

過去に財布の記事にも書いたとおり、なんと私は今、お札を3つに折りたたんで持ち歩いているのです! まぁ、完璧に3つ折にしてるわけではなくて、だいたい3つ折なんですけどね。

私の場合、自分で意識してないところに黄金比が存在しているみたいです。

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2006/09/02

ソリッドアライアンスの新たなる挑戦

ITmedia +D PC USER:USBメモリに“思い出”をずっと残しておけますか? (1/2)を読んで。

当サイトでは過去に何度かソリッドアライアンスさんの製品を取り上げています。

私はこの、ある一方向に突出して、さらに突き抜けてしまった感じの製品が大好きなのですが、ITmedia +D PCUPdate:富士通の近将来PCをデザインしたToshi Satoji氏も同じように興味を持ったようです。

「テーマは、“すべてが逆”です。ふふふ」とのことなので、期待が膨らみます。

思い出を保存しておきたくなる USB メモリー、ということでいいんだろうか?

発売は2007年第1四半期を予定、「10万円は下らないと思います」

私には買えそうもありませんが、とにかくどんなものが発表されるのか楽しみに待つことにします。

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2006/09/01

Flickr のジオタグ付けてみた

flickrのジオタグ(写真のマッピング)試してみた:[mi]みたいもん!を読んで、どんなに簡単で素晴らしいのかやってみました。

どうせやるなら珍しいのがいいだろうということで、大阪の会社にいた頃に仕事で行った、アフリカはニジェールの写真にタグをつけてみました。

 で、できあがったのがコレ

な、何ですかコレは。簡単すぎるじゃないですか!

えー、16の中の14枚が私の写真です。

アメリカ国内みたいに、もっと詳細な地図や衛星写真があると、もっともっともっと楽しくなりそうです。

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