2005/02/25

Arawareru



 20世紀ボヤージなど、MacOSX用の素晴らしいスクリーンセーバーを提供してくれている未来派図画工作のすすめさんから、新しいプロジェクトが発表されました。

 そのプロジェクトについて書く前に、「未来派図画工作のすすめ」さんについて少し触れておこうと思います。

 これまでに発表されたスクリーンセーバーは3種類あり、そのうちだけが20世紀ボヤージはフリーウェアです。これ以外の二つはシェアウェアですが、その内容は各ページのギャラリーからうかがい知ることができます。20世紀ボヤージの完成度を考えればシェアウェアの二つのスクリーンセーバーの素晴らしさを想像するのはたやすいことです。

 これらのスクリーンセーバーの素晴らしさは、その洗練された映像美だけでなく、考え抜かれたコンセプトにあると思います。美を追求しながらも思想性さえも獲得しています。

 今回のプロジェクト「Arawareru」は、作者さんのアイデアの源泉そのものを見せてくれているのかもしれません。とてもミニマルな表現で、思わず目を離すことができなくなるような映像が繰り広げられます。

 以下に作者さんによる解説の一部を引用します。
美しさが表れる。意味が現れる。心が濯われる。
不意に思い浮かぶ一瞬のインスピレーションを、そのまま時間とともに流してしまうのではなく、目に見えるかたちで残していく。これは私にとって作品制作というよりはアイデアメモのようなものだ。

[Web]
 


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