2006/12/04

映画「鉄コン筋クリート」

いま僕が公開を心待ちにしている映画です。
松本大洋氏による原作のマンガがとても有名なのは知っていました。でも読んだことはありませんでした。この映画の製作発表のニュースを読んで公式サイトへ見に行ってみたら、一発で大ファンになってしまいました。それ以来ずっと、早く観たくて仕方がありません。

ちょっと前に PingMag にこんな記事がありました。
この記事を読んで、何があっても絶対に観にいこうと決めました。
そしてこの記事を読んで初めて、監督と脚本が日本人の手によるものでないことに気づき、かなり驚きました。公式サイトのトップにもちゃんと書かれているのに、まったく気づきませんでした。

このインタビュー記事の中で、たくさんの製作秘話が語られていますが、アニメーションの製作というものがこんな風に行われているんだと、あらためて感心させられる部分があったので、ピックアップして引用してみます。
皆は、彼らがこの地図上のどこを走っているのか分かっていますよ。他にも、それが午後3時に起こっていたら、どんなにジグザグで走ろうと3時の光の方向で描きますからね。アニメーターはそんな風に作業しているんです。

キャラクターデザイン監督の西見くんを見ると「あ、クロだ!」って思いますよ。作画監督の浦谷さんはシロで、ヤクザの格好良い部分を見ると、もう一人の作 画監督の久保さんだって思います。コンテを描く時にそのキャラクターになりきりますからね。アニメーションの場合、スタッフって工場の労働者じゃなくて、 役者なんですよ。自分がその役に入り込んで、喋る口の動きのタイミングや動作を考えて演技するんです。

アニメーターは役者でもあったんですね。考えてみれば、当たり前と言えなくもないのかなと思いました。こういった作業があってはじめて、キャラクターたちが活き活きと動き始めるんですね。

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