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2007/04/06

いちいち訊ねるな。ですか?

我が家では、朝食に目玉焼きを焼くときには、誰もなにも言わなくても僕のぶんには「スパイシーソルト」とかいう名前のスパイシーなソルトがかかって出てきますし、この4月に5年生になった娘のぶんにはしょうゆがかかっていますし、5歳の息子のぶんには塩がかかっています。
あ。家内の目玉焼きになにがかかっているのかはわかりません。なぜでしょう。

最後の部分はさておき、日本の文化ってそういうものだったと思います。人の好みを覚えておいて、2度目からはいちいち訊ねないで好みに合わせてくれる。良くも悪くも、そういう文化というか、そういう心遣いを善しとする風潮が日本にはあったし、今でもまだあると思います。

高級な旅館に泊まると、浴衣のサイズはもちろんのこと、好みのお茶の種類や、食事のときに頼むお酒の種類、使用するタオルの種類、タオルをかける場所などが逐一控えられていて、2度目に泊まるときには最初から好みのものが好みの場所に用意されている、というのを聞いたことがあります。

僕は子供のころに「ラボ・パーティー」という、英語劇をやったり国際交流をする教室(?)に通っていたんですが、その流れで中学1年生の夏休みに1ヶ月間、アメリカのある家庭にひとりきりでホームステイするという体験をしました。
そんな教室に通っていたって英語なんてまったくしゃべれないし、いったいどうなってしまうのかとても不安だったのですが、結果的にその1ヶ月間はとても楽しく過ごすことができましたし、コミュニケーションに困ったことはなかったような気がします。

その半年くらい前から、その夏にアメリカへ行く子供たちが集められて、いろいろな準備をさせられました。日本のことを理解してもらえるような手作りのお土産を作ろうとか、アメリカのことをなにか調べてみようとか、そういうことです。
そんななか、過去にホームステイを体験した人から印象深い話を聞きました。その人がいうには、アメリカでは毎朝、朝食の前にやたらと質問されたそうです。毎朝。
あなたなにを飲むの?ミルク?コーヒー?オレンジジュース?紅茶? パンにする?それともパンケーキ?シリアル? パンはトーストにする?パンにはなにを塗るの? という感じだったそうです。それも毎朝。
そのときまだ小6だった僕には、その話の意味がもうひとつわからなくて、ただ、へぇー訊かれるんだぁ、という感じでした。僕がホームステイした家庭では毎朝、子供たちが勝手に戸棚を開けて好きなシリアルを選び、ミルクをかけて食べるということになっていたので、なにも訊かれることがなかったのですが。

その話をした人は、アメリカと日本ではこういうふうに文化が違うんだよ、考え方が違うんだよ、毎朝気分によって食べるものを変えることがあったりするんだよ、個人が尊重されるんだよ、みたいなことが言いたかったようです。

どっちが良くてどっちが悪いとかってことではないと思います。ただ、そういうことがあった、というか、あったらしいということで。最近ちょっと気になる文章を読んだものですから。

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