2006/04/02

勉強のこと

 しりあがり寿さんの先見日記「高校の教科書?」を読んで、目からウロコが落ちました。

 う〜ん、なるほど。なるほどですね。(←このいいまわし、ちょっとムカつきませんか?)

 どこかの何かで読んだんですが、中学卒業までに学校で教わったことをきちんと習得していると、人は十分に知的に見えるそうです。その知的さによって十分に人を惹き付けられるくらいです。質問されてもパッと答えられるくらい実際の知識として身につけているのかが重要なのだそうです。
 いわれてみればそうかもしれません。う〜ん、なるほどですねぇ。(←くどい)
 
 中学レベルの漢字書けますか。社会の授業で習った日本の歴史や地理のこと、理科で習った基礎的な化学の知識を頭から引き出せますか? 私はちょっと自身ありません。算数なら何とかなりそうな気がしますけど。
 高校生が、「こんなのおぼえたって社会に出て何の役にも立たないいよ。」なんていったりしてるのを耳にしますが、実際の生活で実際に役にたつかといわれると、いやたたないな、というレベルのことを、実はもう中学校レベルでやってるみたいですね。だって私は今、日常生活を何の不便もなく送っていますが、いや、わりとうまく送れてる方なんじゃないかと思うのですが、中学レベルのことでもちゃんと憶えてないことっていっぱいあるんですね。
 要するにこれは、中学レベルで既に、人間にハクをつけるための教養のレベルだってことなんですね。で、これがもう必要十分なレベルなわけです。

 じゃあ、高校以上の勉強は何なのかっていうと、しりあがりさんがいうように、選別するためのツールだと考えると、なんだかとってもストンと府に落ちます。確かにスポーツや芸術なんかと比べると、勉強は持って生まれた才能に左右される範囲が少なくて、努力次第で何とかなるような気がします。その試練に耐えられるかどうかで選別されているんですね。

 う〜ん、なるほどですねぇ。(←しつこい)


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