2006/06/09

イギリス人は案外「ずるい」らしい

 村上龍さんが運営するJapan Mail Mediaから配信されるメールを読んでいます。

 とはいっても、その量に圧倒されて、気になるタイトルをたまに読む程度ですが。
 ロンドン金融機関にお勤めの丸國 葉さんの「ずる」と題した記事によれば、イギリス人は病欠をすることがとても多いらしいです。いわゆる「ずる休み」というのもこの中に多く含まれると思われるのだそうです。
自分が休んだら同僚に負担がかかるだろうという心配よりも、「人間、時には具合も悪くなるさ」で、ショートスタッフであろうが締め切りが迫っていようが、休むときは休むのである。先に休んだ者勝ちといったところか。自分勝手とも見えるが、彼らに言わせると、己の人生、己の判断。無理して出勤しても、エライとほめられるわけでもなく、むしろ咳をすれば露骨にいやな顔をされる始末。

 これには驚きました。

 新婚旅行で訪れたスペインで、ビジネスマン達が2時間とか3時間とかかけて仲間達とおしゃべりしながら昼食をとり、時にはちょっとアルコールも入ったりして、場合によってはその後にシエスタ(昼寝)をとるんですよ、なんて話を聞き、さらにそれを正に目の当たりにして驚いたものです。
 日本人は働きすぎかなぁ、なんて思う反面、いや、これで成り立つのはラテンの国だけだ、と自分に言い聞かせていました。

 しかし、アングロサクソンの代表ともいえるイギリスの皆さんの実態がこうだとすると、どうも日本の感覚が世界の感覚と大きくずれていると考えざるを得ません。ドイツ人はどうなんだろうと、ちょっと気になるところもありますが。

 仕事や家庭でのストレスによる日本人の自殺がやたらと多いのも、このあたりと大きく関係しているように思われます。
 
 あ。そうだ。あの記事完結させないと。

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