2006/07/21

自転車に乗ってわかったこと

 春から始めた自転車通勤をずっと続けています。今では自転車に乗らない日は調子が悪いような気がするくらいです。

 毎日毎日自転車に乗るようになって、わかったことがあります。

 どれもこれも当たり前のことばかりで、頭ではわかっているつもりでも実際には理解できていなかったことが、身をもって(まさしく!)体験することによって深く理解することができて、真の意味で理解できた、ということばかりです。

 まず、舗装された道路のありがたみがわかりました。
 気持ちよく走るために、できるだけ車の少ない道を選んで走っています。歩道はデコボコが多くて走りにくいので歩道もないような裏道を走ることが多いです。また河川敷や堤防の道などは景色も良くて気持ちがいいので、そんな道を選ぶことが多いのですが、そういう道は舗装されていないことがたまにあります。よく閉め固められた土の道ならまだいいのですが、砂利道なんかだと全然走れません。新しい道を開拓しようとしてこんな道に迷い込み、ヘロヘロになってしまうことが何度かありました。
 飲み会のときにこんな話をしたら、ある建設会社で道路工事に携わっている人に「そんなこといってもらってホンとにうれしい」とひどく感激されました。

 次に、風の力は馬鹿にならないってことがよくわかりました。
 どういうわけか帰り道に向かい風になることが多くて、一日の仕事の疲れもあるのでしょうが、朝の出勤時と比べると所要時間も長くなるし、疲労も断然大きいのです。逆に追い風が吹いている日はとても快調にスピードに乗って気持ちよく走ることができます。
 とにかく最近、風向きや風の強さにはとても敏感になっています。そんな自分がちょっと好きだったりします。

 あと、最初の加速がとにかく大事だってことがわかりました。
 疲れていてスピードに乗れない日は、とにかく漕ぐのがしんどいです。逆に元気で足が軽い日は、どこまででも行けるような気がするくらいです。で、その差をよく考えてみると、漕ぎ始めの加速がとにかく重要だということがわかりました。
 あるスピードまで達してしまうと、あとは驚くほど軽い力でそのスピードを保って走ることができます。そのスピードまで達しないと、ずっと足に大きな負荷がかかったままなのです。楽に走るためには、いかに速く効率よく巡行スピードに達するかが重要なのです。
 車に乗ってたらわからなかったことです。でも、燃費よく車を運転するのにも応用できそうですね。

 車に乗っていたらわからなかったことといえば、旭川は川の多い街だってことがよくわかりました。
 そんなこと地図を見れば明らかなんですが、街の中心部はとにかく川だらけです。で、当然のことながら橋だらけです。で、自転車でその市街地をスムーズに抜けるためには、川に沿って走るといい、ということが最近わかりました。川原が整備されている場合は、端をドンドンくぐって快適に走ることができます。

 こんなことに気がついて喜んでます。で、こんな生活が結構気に入ってます。

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