2005/12/25

ご隠居さん

 日経ビジネス EXPRESS X : 【丸山茂雄インタビュー前編】「上前をはねる仕組みはダメ」と、ネットに触れて気がついたを読んで。

 どうも重要なのは
役割としては、おじいちゃんでいたいなと思っているわけね。若い者たちは勝手にどんどんやりなさい。何かあれば俺が相談に乗るよ、と。

 ってところなのかなと思いました。

 今はどうなのかは良く知りませんが、イギリスでは社会で十分に成功して、しっかりと財を成した実業家などが政治の道へ進んだのだそうです。社会で成功するためには、さまざまな辛酸をなめて世間の苦労を経験してきているだろうし、十分な財産を持っているので、ちょっとやそっとの賄賂にもなびきません。それどころか、私財をなげうって社会のために貢献したい、というボランティア精神を持っていたりもします。
 もちろんそんな人たちばかりではうまくは行かないのかもしれません。若くてギラギラしていて、これから成功を勝ち取ろうという人たちも必要でしょう。いつも重要なのはバランスです。
 しかし、政治の世界で大勢を占めるのは、そんな社会貢献の意識の強い人たちであって欲しいものです。

 実は私は、どんな世界にもそういった隠居的な立場にいて、豊かな経験とボランティア的な広〜い精神で、野心に燃える若者たちにとって、精神的にも金銭的にも相談に乗ってくれる大きな存在がとても重要だと思っています。
 
 まずは身近なところで、まちに一人や二人、みんなから親しみと畏敬の念を込めて「ご隠居」とか「おじいちゃん」と呼ばれる存在がいる社会になる必要があるかもしれません。

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