ロシアにはやっぱりなんかある
一時期は熱に浮かされたようにハマっていたタンブラーですが、最近はちょっと落ち着いてきて、いい感じに生活の中に溶け込んできました。
タンブラーで脊髄反応的にクリップしたりリブログしたりしていくと、自然と自分のもっている美意識が浮き彫りにされていることに気づかされます。これにはピクッときたけど、これにはこなかったってことがあったりして、そのときの気分による場合もあるけど、自分はこういうのが好きで、こういうのが嫌いなんだなぁということがおぼろげに見えてきます。
で、いろいろなものが見えてきたわけなんだけど、その中でも大きなひとつが、どうも僕はロシア的なものに惹かれる傾向がある、ということでした。
最初に気づいたのは、「ロシアントイカメラ」と呼ばれる「Lomo」で撮影したような、ちょっとピンボケで発色が少しおかしくて、その色がちょっとにじんでて、どこかロマンチックでセンチメンタルな雰囲気のある写真に惹かれてしまうことです。そのことに気づいてからしばらく、その類の写真をクリップしないように努めたことがあるくらいです。
で、そのあとに気づいたのが、ロシアのモデルさんを撮った写真やロシアの風景を撮った写真に惹かれてしまうことです。Lomo 風じゃなくてもいいみたいでした。どこかにほんのりと漂っている病的な雰囲気に惹かれているみたいでした。
そうこうするうちに、ロシアの普通の人たちが写った写真や、日常の風景や、ロシア語の文字にさえも惹かれ始めていきました。
Lomo の写真が Lomo 的である原因は、カメラ本体のつくりのチープさに起因していて、要するに「たまたま」だってことになっていて、その肩の力の抜け具合がまた「かわいー」という評価を受けてるわけですが、僕は最近、あれにはロシア的な美意識がきっちり作為的に作用しているような気がしてなりません。
なんなんだよーロシアー。
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