2008/02/06

近所の中学校が荒れてるワケ

家内の幼稚園の知り合いのお母さんの話で、近所の中学校が荒れているということを知りました。とはいえ、うちの子供がそこへ通うわけではないので、あくまでも傍観者的に話を聞きました。

普通、学校が荒れてる場合は、生徒が卒業して入れ替わったり先生が転勤して入れ替わったりすると治まるそうなんですが、そこの場合は何年にもわたって継続して荒れ続けているそうです。

その知り合いのお母さんは、子育てで休職中の教師だということもあり、なぜそんなふうに荒れ続けているかも分析して教えてくれました。いわく、最近その学校の校区内にできたニュータウンのせいではないかということでした。その町は全国でもトップクラスの人口増加率を誇り(もともとの人口が少なかったこともありますが)これからもどんどん発展していきそうです。

そのおかげで、その中学校も生徒数が急激に増え、そのほとんどが転校生ということになります。転校生というのは普通、最初ちょっとおどおどした感じで、その学校の空気をつかんだり、心を許せる友達ができたりするまでは、みんなからちょっと浮いた存在だったりします。

ここからはぼくの想像なのですか、その中学校では、地元の小学校から上がってきた生徒の数を、転校生の数が大幅に上回ってしまったのではないでしょうか?そうするとどうなるでしょうか?たぶんだんだんとおどおどした態度の生徒が普通の存在になり、あるいは転校生であるにもかかわらず、最初からおどおどしない生徒がたくさん出てきたり、「よそもの」というくくりで緩やかに団結した転校生たちが、もともといた生徒たちをマイノリティに追いやりはじめるでしょう。とても不安定な状態になるのが容易に想像できます。

そんなことを考えながら、あることに気づきました。

いわゆる IT 革命以降、その波に乗り切れずにノイローゼになる40代のビジネスマンが続出しているのは、近所の中学校が荒れ続けているのと原因が同じなんじゃないのか?


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