mixi 著作権騒動
4月1日から改定されるというミクシィの利用規約の中に、執筆者に無断で日記の内容が出版などに利用される恐れを抱かせる内容があって、 昨日はいろんなところで大騒ぎだったわけですが、夕方近くにミクシィの運営から説明不足による誤解である旨の発表があって、とりあえず事態は収束へ向かっているようです。
しかし、すでにヒステリックに退会してしまった人や、日記をすべて削除してしまったひとなどもいるようです。
問題の根本は、19世紀的な概念で策定された現行著作権法が、インターネット革命以降の現状の著作権運用から著しく乖離してしまっているところにあるようです。
ヤフーやグーグルがウェブサイトのキャッシュを保持することは、日本の著作権法上は違法になるため、海外サーバを利用しているのが現状です。
今回ミクシィがやろうとしたことは、噛み砕いて言うとこんなことだったようです。
日記を勝手に出版するけど文句言うなよという話ではなく、RSSなどのサービスだと勝手に文章が要約されたり最初のとこだけになったりしちゃうけど、許してね的な事情から来るものだと思う。
つまり「利用規約」的な文章を現行著作権法にのっとってまじめに書いたら、とても誤解を招きやすい表現になってしまった、ということみたいです。
ということで、これまでずっとミクシィ日記を書いてきた人は、これからもこれまでどおりでいいわけなんだけど、招待制のSNSというミクシィのクローズドな場所で(これだけ会員数が増えたら、いくら招待制でもクローズドではないような気もするけど)マイミクにだけ公開する日記やコメントを書いていたとしても、ネット上に何かを書くというのは公の行為であって、あとでどうなってもいいように自分自身の責任の範疇でなければならないことにはなんの変わりもありません。
完全匿名の2ちゃんねるで殺人予告したひとが脅迫罪で捕まったことでもわかるとおり、匿名で書いていることはなんの担保にもならないんだから。
There are 3 Comments
私は元々ミクシィに対しては利用意欲は減退していたのでプロフィール削除は今回の騒動とは無関係です。潮時を探っていた中でどさくさにまぎれたというのはあるんですけどね。
Hit さんは昔から、ミクしぃとはなにかもが合わないとおっしゃってましたもんね。
今回の騒動で感じたのは、ただ一言、残念だなぁ、ということです。いろいろと。
ユーザーにとっても、ミクシィにとっても、残念なことですね。
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