音色
坂本龍一さんがどこかのインタビュー記事でこんなことを言っていました。
「作曲や編曲の作業は比較的早く終わるんです。一日中スタジオにこもって、場合によっては何日もかかって何をしているかというと、その曲にピッタリな音色を探しているんです。」
シンセサイザーという楽器を使っている以上、生の楽器とは違って音色は自分でいくらでもつくることができます。その曲が浮かんだときに頭の中に流れていた音色を再現するため、納得がいくまで作業をするということなのでしょう。
なかなかスゴい話だなぁと思いました。
KICK THE CAN CREWの活動を休止し、ソロ活動に入った KREVA が初めて発表したメジャーレーベルからのシングルが「音色」でした。
坂本龍一さんの話を聞いたあとだったので、とても興味深かったです。
そこで気づいたのが「音色」という言葉が持つ音の響き方の不思議さです。いいかえれば「音色」の持つ「音色」の不思議さです。
「音色」を恋人のように擬人化したリリック。素晴らしく心地よく韻が踏まれ、キメの「二人 深い世界でハイになる」では背筋が凍りつくほどスゴい歌詞だと思いました。
最近、なにかの音色に耳を澄ませたことがあるだろうか?
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- アーチスト: KREVA
- レーベル: ポニーキャニオン
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